【闘病】ほくろと思ったら「基底細胞がん」その数年後に「関節リウマチ」を発症…2つの病気で得た価値観とは
たまたま気になっていたほくろを除去してもらったら「基底細胞がん」であることが発覚。その数年後には「関節リウマチ」を発症したというMegさん。今では日々体調にも気遣いつつ、前向きに日々を過ごされています。前向きに治療へ取り組むことができた裏側には、Megさん自身の病気への向き合い方、周囲の人の協力、そして相性のよい医師との出会いがありました。そこでMegさんに病気が発覚するまでの経緯や治療、その後の生活について聞きました。 ※本記事は、個人の感想・体験に基づいた内容となっています。2023年11月取材。 [この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
たまたま取ってもらったほくろが基底細胞がんと判明
編集部: Megさんが罹患した「基底細胞がん」は、一般的にはあまり聞かない病名ですが、どのような経緯で発覚しましたか? Megさん: 基底細胞がんは皮膚がんの一種で、日本人に発生する皮膚がんの中でも最も多いそうです。私の場合は、目と目の間にあるほくろが徐々に大きくなっている気がしたのが最初のきっかけです。たまたま買い物途中に見かけた美容整形外科へ飛び込み、治療してもらってから発覚しました。 編集部: 美容整形外科で除去してもらい、すぐに判明したのでしょうか? Megさん: いえ、美容整形外科で除去してもらったときはそのまま帰宅しました。ですが、担当した先生が「もしかして」と思い、検査に出してくれたそうです。そして後日、美容整形外科の先生から呼び出されて「基底細胞がん」と告知を受けました。それから大きな病院にも紹介していただき、改めて入院と手術を行いました。 編集部: 入院した病院の医師からはどのような説明がありましたか? Megさん: 先生は「もっと奥まで届いていたら、顔の形が変わっていた。美容整形の先生はよく発見してくれた。がん自体は転移の可能性が極めて低い種類だから、手術で取り除けば大丈夫」とのことでした。抗がん剤治療もなしと説明されました。 編集部: 最初に聞いた時はどんなお気持ちでしたか? Megさん: まず最初に考えたことは母に迷惑をかけてしまうということ、次に抗がん剤治療のことです。皮膚がんとはいえ「がん」ですので、自分は死ぬのだろうかという不安でした。 編集部: 目と目の間にできたとのことですが、外見上の変化はどうでしたか? Megさん: 確かに見た目にはわかりにくいものの、手術の影響で目と目の間は1mmほど近くなっており、横から見るとわずかにくぼんでいます。ですが、先生がおでこ周辺から丁寧に皮膚移植をしてくれたおかげで、言われなければわからないくらいになっています。どうすれば綺麗にできるか、1週間考えてくださいました。 編集部: では、手術後はどのように過ごしましたか? Megさん: 入院中から退院後まで、ずっと母が一緒にいてくれたおかげで、怖いものや困ることはありませんでした。ただ、手術後は交通事故に遭ったのかと思うほど顔が腫れあがっていたので、すれ違う人から目を逸らされることはありました。