【闘病】ほくろと思ったら「基底細胞がん」その数年後に「関節リウマチ」を発症…2つの病気で得た価値観とは
触れただけで飛び起きるほどの痛みに関節リウマチを疑う
編集部: 「基底細胞がん」と告知を受けた数年後、関節リウマチも発症されたそうですが、経緯を教えてください。 Megさん: 2016年2月頃、左手の人差し指に痛みを感じて接骨院に通いました。しかし、痛みは日増しに強くなってとうとう寝ている時に触れただけで飛び起きるほどの激痛がありました。さすがにおかしいと思ってネットで調べると関節リウマチの症状が当てはまったため、整形外科を受診して血液検査をしてもらい、判明しました。 編集部: 医師からはどのような説明がありましたか? Megさん: 最初の病院の先生とは合わなかったこともあり、別の病院を受診しました。そこでは先生がとても丁寧で、薬の副作用のこと、仕事のこと、体を動かすことが良いことなど色々と教えてくださいました。私はヨガ・ピラティスのインストラクターをしているのですが、先生から「関節リウマチに効く、良い仕事をしていますね」という言葉をもらい、とても前向きな気持ちになれました。 編集部: では、どのような治療をしましたか? Megさん: 先生からは、「リウマトレックス」という内服薬を週に1度飲んでほしいと説明されました。ただ、私は当時どうにかして薬を飲まずに治したいと無理をしてしまい、結局ひどくなってしまいました。先生からは「そろそろ限界です」と言われ、リウマトレックス5錠の内服を開始、その数カ月後に自己注射の生物学的製剤を週1回のペースで始めて今も継続しています。 編集部: 通院や検査はどのくらいの頻度なのでしょうか? Megさん: 通院は2・3カ月に一度で、半年に一度の血液検査、1年に一度は副作用の確認と肺のCT検査、変形の兆候を確認するためのレントゲン撮影、必要に応じてエコー検査による炎症の確認をしています。また、関節リウマチの合併症に肺炎があるのですが、なっていても気付きにくいそうです。そのため、定期的な検査で体調を確認するのはとても大事だと感じています。 編集部: 先生との相性が良いと聞きました。 Megさん: はい。検査結果の説明もそうですが、先生は毎回全身に触れながら可動域チェックを行ってくれます。大学病院のような大きな病院ではそれほど時間を取るのは難しいと思いますので、今の個人病院の先生に出会えて本当に良かったと思います。