「彼には満票選出の資格がある」イチロー氏は野手史上初の満票殿堂入りなるか 現時点で唯一の得票率100%を維持
2025年度のアメリカ野球殿堂入りの候補者に選出されているイチロー氏。野手初の満票での殿堂入りが期待できる記事が発表されました。 【画像】母校の愛工大名電高野球部を自ら指導するイチローさん 投票を済ませた各記者が公開している情報を独自に集計する「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」は日本時間26日、2025年度のアメリカ野球殿堂入り投票の途中経過を公開。イチロー氏が候補者のなかで唯一、得票率100%を維持していると発表しました。 イチロー氏は2001年にシアトル・マリナーズへ移籍すると、MLBで19年間プレーし、通算3089安打、打率.311を記録しました。2004年に残した安打数(262本)は歴代最多記録となっています。 日本時間26日時点で、投票権を持つ記者のうち、42人分の投票内容が判明。殿堂入りには得票率75%が必要となっていますが、イチロー氏は現時点で唯一100%の得票率を獲得しています。 イチロー氏への投票を公開したマーク・ナーデュチ記者は「今年はイチローだ。彼には満票選出の資格がある。彼が残した記録で最も素晴らしいのはおそらくメジャー1年目から10年連続で200安打を記録し、ゴールドグラブ賞を受賞したことだろう」とコメントしました。 これまでに満票殿堂入りを果たしたのは、通算652セーブのメジャー記録保持者であるマリアーノ・リベラ投手のみ。野手での満票殿堂入りは史上初となるため、現役時代に劣らぬ快挙が期待されます。 投票は12月末に締め切られ、日本時間1月22日に「MLBネットワーク」の番組内で結果発表が行われる予定です。