46都道府県庁所在地で10月史上1位の高温か 3連休初日は季節外れの大雨に
■やっぱり暑かった!今月の平均気温は過去1位続出
「いつまでも暑い」、「半袖がしまえない」、「季節感がない」・・・今月はそんな言葉を多く耳にしましたが、データをみてもやはり「異常」ともいえるような高温となっています。30日(水)時点の今月の平均気温は、46の都道府県庁所在地で過去最も高くなっているのです。唯一、2位の那覇も、1位との差はわずか0.1℃しかありません。 【動画】寒暖差で加速「秋のむくみ」対策は? 7割が女性 380万人が症状を訴え ただ、この高温傾向にも終わりが見えてきています。来週は、北からの寒気が優勢になり、東日本や西日本では晴れても20℃前後。やっと秋らしい快適な陽気がやってきます。一方、北日本では雪が降る所も出てきそうですから、冬タイヤへの交換がお済みでない方は、急いだほうが良さそうです。
■3連休初日 西・東日本の広範囲で季節外れの大雨
その暑さを象徴するかのように、11月目前にも関わらず、沖縄には非常に強い台風21号が最接近しています。日本列島に接近する台風としては、10号に並び今年最強です。沖縄の先島諸島では1日(金)にかけて大雨や暴風、高波に警戒が必要となります。 その後、台風は2日(土)には東シナ海で温帯低気圧に変わる見込みですが、秋雨前線に取り込まれる形で本州方面に進んできます。熱帯由来の非常に湿った空気を運び込み、「秋らしくない」雨雲の発達となりそうです。 コンピューターの計算では、3日(日)の朝にかけて、西日本と東日本の広範囲で100mm以上、多い所では200mm~300mmの雨が予想されています。11月ひと月で降る雨の量の平年値は、東京で96.3mm、名古屋で79.1mm、大阪で72.5mm、福岡で91.4mmなので、今回はそれを上回る所も多くなりそうです。落ち葉が増える時期で、他の月と比べ、道路の冠水などが起こりやすくなります。お休みでお出かけされる方も多いと思いますが、車の運転など十分にご注意ください。
テレビ朝日