JR西・新長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」公開 かつての通勤列車を改造
銀河と瑞風との違いは?
財部長に同社の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」とはどう違うかを聞くと、瑞風は車内の設備も高価格、高品質をご提供しており、お食事や途中の観光地で観光して頂くものすべてをパッケージしている。 しかし「銀河については『移動』を我々は提供しますが、その後の観光やお食事はお客様がご自由に旅をプランニングしていただけることをねらいとしている。そこが瑞風とは大きく違う点です」と説明した。
「小さなお子様も含めてお客様に楽しんで頂ける」
また、瑞風は「洗練したサービスを提供し、ゆっくり楽しんで頂く」をコンセプトとしており、利用は中学生以上に限られている。 しかし、財部長は「今回はそういう制限がございませんので、小さなお子様も含めて、ご家族、グループ、様々な形態のお客様に楽しんで頂けると思っております。値段や設備にぜいたくさはないかもしれませんが、ゆったりと中ですごしていただくのが最高のぜいたくではないかと思います」と自信をのぞかせた。
運転開始日から9月までは、京都・大阪と出雲市を結ぶ夜行特急列車
運転開始日から9月までは、京都・大阪と出雲市を結ぶ夜行特急列車として運転。10月から2021年3月までは、大阪と下関(山口県)を結ぶ昼行特急列車として運転する。運行頻度は、いずれも1週間に2往復程度の予定だという。
10月から2021年3月までは、大阪と下関(山口県)を結ぶ昼行特急列車
5月から9月まで運行される京都・大阪と出雲を結ぶ夜行特急列車(下り)は、京都を午後9時ごろに出発し、出雲市には午前9時半ごろ到着する。停車駅は、京都、新大阪、大阪、三ノ宮、神戸、西明石、姫路、生山、米子、安来、松江、玉造温泉、宍道、出雲市となる。
上り列車は出雲市駅を午後4時ごろ出発し、大阪駅には午前6時ごろに到着する。停車駅は出雲市、宍道、玉造温泉、松江、安来、米子、根雨、備中高梁、神戸、三ノ宮、大阪となる。
運賃・特急料金は、現行の料金を適用
運賃・特急料金は、現行の料金を適用。京都から出雲市までの普通車指定席は片道1万640円(通常期)の予定となっている。きっぷは同社のインターネット予約サイトや全国のみどりの窓口、旅行会社窓口で販売する。