ボッテガ・ヴェネタ、新聞柄がポップな編み込みレザーバッグ
1975年以来、フェットゥーチェと呼ばれる細長いレザーのテープを卓越した職人技で編み上げる「イントレチャート」技法をブランドのアイコンとして、数々の名作を送りだしてきたボッテガ・ヴェネタ。
装いに、知的な洗練を授けるバッグを相棒に
2022年からブランドを率いるマチュー・ブレイジーは、「カバ」をはじめとする往年の名品をモダンにアップデートさせつつ、伝統の職人技に斬新な創造性を盛りこむことで、イントレチャートの可能性をさらに拡大し続けている。 一見ピクセル画風のポップなルックスの新作トートは、上質なカーフスキンにレトロな新聞柄をプリントし、イントレチャートの技法で緻密に編み上げたもの。イタリアンレザーならではのしなやかさに加え、無造作に見えながら実は細部まで計算され尽くした柄のバランスが、職人の矜持を雄弁に物語っているのは見てのとおり。 ブランドの美意識が集約し、持つだけで心満たされるバッグとともに、新緑の街を闊歩しようではないか。 ¥599,500[日本限定](ボッテガ・ヴェネタ)
TEXT=畠山里子 PHOTOGRAPH=SHINMEI(SEPT)