川崎フロンターレの下部組織育ちで帝京の大黒柱。今大会トップクラスのCB田所莉旺は“親友との約束”を果たせるか【高校選手権の主役候補】
U-18日本代表候補でもある実力者
2024年12月28日に開幕の第103回・全国高校サッカー選手権。15年ぶりに出場する“カナリア軍団”帝京の大黒柱が、DFの田所莉旺(3年)だ。 【画像】広瀬すず・ガッキー・永野芽郁・川口春奈! 初代から最新20代目の月島琉衣まで「選手権・歴代応援マネージャー」を一挙公開! 今大会出場するCBではトップクラスの実力者。フィジカル能力が高く、ボールを運べる技術もあり、文字通り主役候補だ。川崎フロンターレU-18から帝京に活躍の場を求めた変わり種で、U-18日本代表候補にも選ばれるなど話題性も抜群である。 実は田所の“親友”も今大会に出場する。その親友とは、長崎総科大附のFW坂本錠(3年)。彼は中学2年まで、田所とともに川崎フロンターレU-15でプレーしていたのだ。 当時、田所は坂本と居残り練習でよく1対1をやっていたそうだ。「アイツがいたから俺は成長できた」と言っており、親友であり良きライバルでもあった。 帝京と長崎総科大附は夏のサッカーフェスティバルなどで一緒の大会に出るケースもあるが、そこで田所が坂本とマッチアップすることはなかった。どちらかが怪我をしていて“すれ違い”が続いていたのだ。 その2人が同じ選手権に出場する。出会えるとしたら、国立競技場での決勝戦。実現すれば、最高のストーリーになる。 「決勝で戦いたい」という親友との約束を果たせるか。 情報提供●松尾祐希(フリーライター) 構成●サッカーダイジェストTV編集部