大谷翔平は「最も下のグループだった」 盗塁技術の進化をチームメートが証言「そして結果は見ての通りだ」
NHKスペシャル「メジャーリーガー大谷翔平2024 試練と決断 そして頂点へ」が29日に放送され、ドジャース・大谷翔平投手(30)を特集した。 【写真】シーズン前のトレーニングの様子(見守るストレングスコーチのトラビス・スミス氏) 番組内では今季59盗塁をマークした大谷について、ミゲル・ロハス内野手が語った。 チームでは今年序盤に毎日、各選手の出塁時の「リード」の一覧表が貼られていたという。そこには一塁からのリードの距離が書かれており、ロハスは「翔平は最も下のグループだった。リードには『緑』『黄』『赤』の3色があって、最初は(最も下の)『赤』だった」と証言した。 これにストレングスコーチのトラビス・スミス氏も「通常メニューに加えて、これだけスプリント強化に取り組む選手を見たのは初めて。他のどの選手よりも一貫していた」と大谷が改善するためにシーズン中も練習を重ねたことを明かした。 そして盗塁平均タイム(二盗)を0・3秒短縮。リードは30センチ大きくなっていたことが紹介された。ロハスは「翔平は少しずつ進歩して細かいことに注意を払うようになった。すると『緑』にはいるようになった。そして結果は見ての通りだ」と今季、前人未到だった「50―50」(50本塁打、50盗塁)を達成した大谷を称賛した。
報知新聞社