「朝昼晩、コンビニめし」「栄養バランスは無視」でも最初はオッケー…!3ヵ月で勝手にやせる体をつくる「ロジカルダイエット」がスゴかった!
一旦、栄養バランスは無視
とにかく、この段階で最優先すべきは「なりたい体重になるために自分が摂っていいカロリー量」を、実際の食事量としてつかむこと。それには1日のトータルの摂取カロリー量を計算しなければ話が先に進まないので、ひとまずは食事の栄養バランスなどは度外視してしまって構いません。同様に、食品添加物などの問題もいったん脇に置いておきます。 たとえ、菓子パンやカップラーメンなどの不健康そうなメニューが続いたとしても、「このメニューだと1日トータルでこれくらいのカロリー量になるんだ」ということを理解するほうがまずは重要です。 もちろん、栄養バランスのいい健康的なラインナップで合計カロリーを出せればそれに越したことはないのですが、最初のうちはあまり栄養面にはこだわらずに「作戦」を遂行するほうがいいと思います。 ともあれ、こうして連日、カロリーを気にしながら食べるものを選んでいると、その食品をパッと見ただけでだいたいのカロリー量が分かるようになってくるでしょう。それは、(私の造語ですが)「カロリー感覚」が身についてきたということに他なりません。 そういう「カロリー感覚」が身についてくると、カロリー表示のない食品でも「ああ、このお惣菜はだいたい200kcalくらいだな」「この焼肉弁当はめちゃくちゃ高カロリーだからやめといたほうがいいな」といったことがすぐ分かるようになってきます。 そうなってくれば、もういちいちカロリー表示に頼らずとも「1日に自分が食べていい量」を守っていけるようになるはず。そうしたら次の段階として、体に有害にならないものを食べるように心がけていくといいでしょう。 これはあくまでもトータルカロリーの感覚をつかむための練習であって、心身の健康を保つには、カロリー以外にもたんぱく質やビタミンなどの栄養素を考慮する必要があるのは言うまでもありません。もっとも、体によいとされているものは低カロリーであることが多いものです。
清水 忍(パーソナルトレーナー)