話題の「ChatGPT」こんなに使えたら本当にすごい! 目からウロコの使い方を解説|GPTs活用事例も
あとは、ここまで紹介した例のようにさまざまな操作・加工をしていけばいい。「消費項目別にトップの自治体名を表にする」としたら、その結果が反映されたCSVファイルが出力されるので、続いて「HTMLの美しい表にして」というプロンプトを入力すれば、HTMLページが出力される。
表を見やすくするための、さらなる命令も出せる。橋本氏が示した例では「(前略)ユーザーがクリックしたらそのカテゴリの情報を表示するようにして」と入力すると、ChatGPTは“折りたたみ可能なHTMLのセクションを作成する”と提案してきた。 ただ、これではクリックした場合、本来なら10項目表示されるところが1項目だけしか表示されないというバグが出てしまった。こうした部分の修正も、やはりプロンプトだけで済ませられる。
極めつけは「Netflix風の洗練されたデザインにして」のプロンプト。だいぶ曖昧な指定なように思えるが、これだけで黒基調、赤がアクセントカラーのページへと変更できてしまった。ちなみに「横幅が広すぎる」「インタラクティブな機能を加えて」といったプロンプトにもChatGPTは対応してくれる。
ここまで、数多くの事例を紹介した橋本氏は「ChatGPT中級者向けの活用法はまだまだある。(業務省力化の)可能性に満ちたツールである事が実感できたのではないか」と、聴講客に積極的な活用を呼び掛け、講演を締めくくった。