話題の「ChatGPT」こんなに使えたら本当にすごい! 目からウロコの使い方を解説|GPTs活用事例も
■ 観光用フライヤーをほぼChatGPTだけで作る
e-Statで公開されているGeoShapeは、他にもさまざまな応用が可能だ。神奈川県藤沢市のGeoShapeをChatGPTに読み込ませたとする。その地図に江の島灯台や片瀬江ノ島駅の位置を図示したかったら、Googleで緯度経度を調べて(主要な施設の緯度経度は簡単に調べることができる)、プロンプトから指定するだけで該当位置に×印をつけられる。
施設名のラベルを目立つように色合いを調整したり、施設間の距離を図上に示したりもできる。お気付きの方も多いだろうが、これを突き詰めていくと、観光用のフライヤーすらChatGPTで作れてしまう。施設名のガイド文を別途出力したり、ウィキペディアから施設画像をダウンロードしておくなどの準備も必要だが、最終的には以下のようなプロンプトにもChatGPTは対応してくれる。
┌────────── この観光ガイドの文章と最後に作った地図を使って、観光案内書で配布するフライヤーを作成してください。A4の1ページに文章と地図をきれいにレイアウトしてください。地図の緯度経度のラベルは消してください。スポット名のラベルが重ならないように位置を微調整してください。Word形式で出力してダウンロードできるようにしてください。プロフェッショナルなデザインでお願いします └──────────
5.データからWebページを作る
独立行政法人 統計センターのWebサイトでは、SSDSE(教育用標準データセット)という統計データ集を公開している。この項目の1つの「家計消費(SSDSE-C)」では、家計消費品目別の金額データが、47都道府県の県庁所在地(市)単位で収録されている。
このデータはExcelないしCSV形式だがかなり巨大。そこでChatGPTへ読み込ませる前に不要な項目(地域コード)を消し、文字コード形式をUTF-8で保存し直しておくと、作業がスムーズになるという。