長野県松本市の東洋計量史資料館10周年 節目記念し11月2日に特別展
度量衡の資料を集めた博物館としては世界有数規模の東洋計量史資料館(松本市埋橋1)が11月1日、開館10周年を迎える。節目を記念して2日、特別展示を行い、館内を無料公開する。 資料館は平成26(2014)年、計量記念日の11月1日に開業した。メーター製造の東洋計器(松本市和田)の会長で館長を務める土田泰秀さんが私費で集めた各種はかりのほか、各地の収集家から譲り受けた貴重な度量衡資料など約1万2000点を収蔵する。 特別展では、正倉院収蔵の奈良時代のものさし「紅牙撥鏤尺(こうげばちるじゃく)」の精緻な複製品などを展示する。特別展示とは別に、児童や生徒、学生を対象に希望があれば無料公開する機会も設ける。土田さんは「近くには市はかり資料館もある。松本を『はかりの都』にできるように、さらに展示を充実させたい」と話す。 特別公開は午前10時~午後3時。予約不要。問い合わせは東洋計器(電話0263・48・1121)へ。
市民タイムス