老眼ドライバーは必見!! 目が悪いドライバーには欠かせない重要アイテム[メガネ]のハナシ
■ナビが見えない老眼ドライバーなら遠近両用メガネがお薦め
クルマを運転するために長年メガネを使っているベテランドライバーの悩みとしてありがちなのが、周辺の様子は問題なく見えるにもかかわらず、メーターやナビの画面、手元の操作ボタンなどがどんどん見えづらくなるという問題。 その原因はもちろん加齢による老眼で、手元を鮮明に見る手段として、メガネを外したり、シニアグラスやリーディンググラスなどとも呼ばれる老眼鏡を使っている人も多いかもしれないが、同じメガネといっても老眼鏡はあくまで近距離を見るためのもの。 そのためクルマの運転に適した遠距離のものを見るのには適しておらず、「なんとなく遠くも見えるから」と老眼鏡をかけたまま運転するのは、やはり危険と言わざるを得ない。 そんな悩みを解決してくれるのが、メガネを外したり、かけ替えたりする必要がない「遠近両用メガネ」だ。 「遠近両用メガネ」は、文字どおり遠くと近くの両方が鮮明に見えるメガネで、周辺を走るクルマの様子や信号、道路標識といった遠くのものから、カーナビの画面やメーター、手元のスイッチ類などの近くまでしっかりと見えることがその最大のメリット。 いっぽうで近年主流の累進レンズを使用している「遠近両用メガネ」では、近くと遠くを見るレンズの境目が滑らかな反面、視界がゆがんで見えることもある点には注意が必要。 また、上下の幅が狭いフレームなど、デザインによっては視野が狭くなってしまうことにも気をつけたい。 「遠近両用メガネ」での運転は、目線だけでの視野の確保が難しく、特に左右を見る時にはレンズのゆがみのある部分で見ることになり、視野がぼやけることもあるため、目線だけでなく頭を動かして対象物を見るクセをつけるようにしたい。 そのため「遠近両用メガネ」を新調した場合はいきなり運転で使うことはせず、ある程度慣れてからの使用が良いとされている。 慣れない状態での使用はいつも以上の疲労や集中力の欠如にもつながるため、事故の原因ともなりかねないからだ。