【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】ログリッチが激坂で強さを見せ区間勝利、総合タイムを56秒詰める/第8ステージ
ウベダからカソルラまで159kmの中級山岳ステージ、オフィシャルスタートが切られるとマルク・ソレル(UAEチームエミレーツ)とチョミン・フアリスティ(エウスカルテル・エウスカディ)が飛び出しコーベ・ホーセンス(アンテルマルシェ・ワンティ)とヘスス・エラダ(コフィディス)が追いついたが集団に吸収された、飛び出しと吸収は繰り返されワウト・ファンアールト(ヴィスマ・リースアバイク)を含む32人が飛び出した瞬間もあったが抜け出すには至らなかった。 【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第8ステージ|Cycle*2024 マウロ・シュミット(ジェイコ・アルウラー)、アロルド・テハダ(アスタナカザクスタン チーム)、ハイス・レイムライゼ(dsmフィルメニッヒ・ポストNL)の3人が飛び出しタイムギャップをつけるとオイエル・ラスカノ(モビスター)、サム・オーメン(リドル・トレック)が抜け出し追走へ、レース開始から1時間の平均時速は49.192 km/hと超高速。
追走に出ていたヨン・イサギレ(コフィディス)、ルーカ・ヴェルガリート(アルペシン・ドゥクーニンク)、マティス・ルベール(アルケア・B&Bホテルズ)も合流し8人での先頭グループとなり区間勝利を目指す。2級山岳でレイムライゼがついていけなくなりシュミットが山頂を、中間スプリントポイントはテハダが先頭通過。メイン集団は4分以上のタイム差に広がっていたが、デカトロン・AG2Rラモンディアルの牽引からイスラエル・プレミアテックの牽引に交代するとタイム差をじわじわと詰めている。 最終峠3級シエラ・デ・カソルラにたどり着いた時には1分後方にまで迫っていた。17%を超える勾配で耐えたのはテハダとラスカノのみ、しかしラスカノはどんどん離れていく。集団が激勾配に入るとダニエル・マルティネスがプリモシュ・ログリッチ(ともにレッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)を連れてペースを上げる、背後ではアレクサンドル・ウラソフ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が落車に巻き込まれた。 ログリッチとマイヨ・ロホ着用のベン・オコーナー(デカトロン・AG2Rラモンディアル)のエース対決になるもログリッチのペースにオコーナーやリチャル・カラパス(EFエデュケーション・イージーポスト)はついていけず、エンリク・マス(モビスター)だけがついていくことができた。単独先頭のテハダをかわし、最後はスプリントでログリッチに軍配、今大会2勝目。オコーナーは46秒遅れ17位フィニッシュ、ボーナスタイムを合わせると56秒差を詰められた。 「暑かったし苦しかったけど最後にチャンスがあって幸運なことに脚もあった、ベストを尽くしていきたい」ログリッチ、ステージ勝利後インタビュー
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