妻にとって助かる男性育休のタイミングとは？高知市で男性の育児休業取得に向けた企業向けセミナーが28日開催されました。 高知市で開かれたこのセミナーは、県が進める取り組み「共働き・共育て」の理解を深め、男性が育休を取りやすくなるような環境づくりを目指してもらおうと開かれました。 28日は高知県内17の企業から22人が参加。仕事と「育児・介護」の両立を専門分野とする社会保険労務士の新田香織さんを招き、講演会が行われました。 新田さんは妻にとって助かる男性の育休取得時期として「生活リズムが不安定で体調回復の時期である産後8週間」や「妻が職場に復帰するタイミング」と説明。この時期に夫婦が一緒に子育てすることが大切と話し、男性の育休取得が女性活躍につながると話しました。 また県内企業の取り組み事例としてミタニ建設工業の「産休育休ガイドブック」が紹介されました。会社への妊娠の報告のタイミングや、産休・育休の手続きなどをまとめたもので、育休が取りやすい雰囲気づくりに一役買っているようです。 高知県子ども・福祉政策部　泉井玲美主査： 「県としても固定的な性別役割分担の解消を目指し男性育休の取得促進というところでどんどん進めていきたいと思っています。男性育休が当たり前となるような高知を目指して取り組んでいきたいと思っています」 高知県によりますと昨年度（2023年度）の県内の男性育休の取得率は28.7%で、3年後には64%にしたいとしています。