プロ野球オールスターゲーム、選手はどうやって選ばれるの?
7月19日、20日、22日に開催されるプロ野球、オールスターゲーム。その選出方法には、さまざまな種類があります。もっとも一般的なものは、「ファン投票」です。その言葉通り、ファンがインターネットやはがきを通じて、それに相応しい選手を投票する方法。セリーグ、パリーグそれぞれ、投手3選手(先発、中継ぎ、抑えを各1名)と、それぞれのポジションごとに1選手ずつ(外野手は上位3選手)が選出されます。パリーグは指名打者(DH)枠があります。このファン投票によって、セリーグは11選手、パリーグは12選手が選ばれます。 次に、現役選手がファン投票とは別に、投票を行う「選手間投票」があります。2008年よりこの方法が開始され、12球団の支配下選手すべての選手が“有権者”となって投票を行っています。ファン投票と異なり、投手枠は1名のみです。パリーグは、この選出方法にもDH枠があります。それぞれのポジションで1位になった選手が選出されますが、ファン投票で1位になった選手と重複する場合、2位の繰り上げはありません。今回はファン投票で選出された選手、セパ合わせて23選手のうち、前田健太投手(広島)、田中将大投手(楽天)など13選手が、ファン投票、選手間投票ともに1位を獲得しています。 「監督推薦」は前年の優勝チームの監督が推薦する選手で、セリーグは巨人・原監督、パリーグは日本ハム・栗山監督の推薦で選出されます。最後に、既述の方法で選ばれなかった選手1名を選ぶ「プラスワン投票」があります。これは、再びファンによる投票で最後の1名が選出されますが、インターネットでの投票のみとなり、投票期間も1週間と短くなっています(2013年は7月2日~7月8日)。このプラスワン投票は、2010年より実施され、昨年は堂林翔太内野手(広島)、角中勝也外野手(ロッテ)が選ばれています。