若手社員、4割以上が「勤務先は本当はゆるブラック」と思っていた【Adecco Group Japan調べ】
Adecco Groupの日本法人であるアデコ(Adecco Group Japan)は、「ゆるブラック」に関する調査結果を発表した。20代・30代の会社員および公務員・団体職員1,000人が回答している。 この調査では「ゆるブラック」を「働きやすく居心地は良いが、仕事のやりがいや成長を感じられず、スキルアップやキャリアアップも難しい職場」と定義している。
「ゆるブラック」若手の約4割が、1年以内の転職を視野に
まず「あなたの勤務先は、ホワイト企業とブラック企業どちらですか。あなた自身がどう思うかでお答えください」と聞くと、「ホワイト企業」17.2%、「どちらかといえばホワイト企業」51.7%で、7割近く(689人)が「ホワイト企業だ」と考えていた。
一方これら689人に「あなたの現在の勤務先は、『ゆるブラック』だと思いますか?」と聞くと、「そう思う」8.3%、「どちらかといえばそう思う」32.1%と、40.3%(278人)が勤務先は働きやすいが成長できない『ゆるブラック』だと認識していた。
さらにこれら278人に対し、「今後1年以内に転職しようと考えていますか(実際に転職するかどうかは問わず)」と聞くと、「すでに転職活動をしている」10.1%、「1年以内に転職しようと考えているが、まだ活動はしていない」27.3%と回答し、約4割が転職の意向を示している。
最後にあらためて全体に「現在の勤務先における期待度」を項目別で聞くと、「望めない」+「どちらかといえば望めない」が最も多かったのは「キャリア形成」59.2%。「昇進・昇格」56.0%がそれに続く。そして「昇給」「スキルアップ」についても、5割以上が「望めない」と考えていた。
調査概要
・【調査対象】20代と30代の会社員(正社員、派遣社員、契約社員・嘱託社員)、公務員・団体職員 ・【調査方法】インターネット調査(調査実施会社:楽天インサイト) ・【調査時期】2023年12月27日~28日 ・【有効回答数】1,000人(各年代男女250人ずつ)