プラスサイズや50代モデルも 「ヴィクトリアズ・シークレット」が多様性をアピール
ショーがマーケットに与えたインパクト
美の基準が変化する中、より包括的な方向性へとシフトした約45分間のショーは、ブランドの公式サイトや「アマゾン(Amazon)」のプライム・ビデオ、ソーシャルメディア・プラットフォームで配信された。「ショーが復活してうれしい」「ポリコレで面白くなくなった」など賛否両論あったが、「The Business of Fashion」の報道によると、同ブランドのマーケットシェアはショー翌日に7%近く上昇し、ソーシャルメディア上のメンションも前月から5000%増加したという。このリブートが、ブランドの低迷を抜け出す足掛かりとなるのは間違いなさそうだ。今後、タイラ・バンクスと同様にハイディ・クルム(Heidi Klum)やジゼル・ブンチェン(Gisele Bundchen)といった元祖エンジェルの復帰も見られるのか、期待が高まる。
ECサイトではすでに完売のアイテムも
なお、今回のショーはアマゾンと提携し、リアルタイムで商品を販売するSEE NOW BUY NOW形式で発表された。現在ヴィクトリアズ・シークレットの日本店舗はないが、公式サイトからの商品購入は可能。ショーに登場した5つのコレクションはもちろん、ファッションショー関連グッズとして、モデルたちがバックステージで着用していたロゴ入りのローブやTシャツなどを販売中。一部アイテムはすでに完売している。