【実録】小学3年生の娘に「友だちと映画に行くから6000円ちょうだい」と言われました。友だちはみんな持ってくるそうですが、高額すぎませんか? チケット代は「1000円」程度ですよね?
「友だちに映画へ誘われたんだけど、行ってもいい?」。学校から帰ってきた小学3年生の娘が目を輝かせてそう切り出してきました。快く送り出すつもりが、請求された金額を聞いてビックリ。近くの商業施設の映画館へ行くのに「6000円」必要だというのです。 本記事では、6000円という金額の妥当性や、子どもを通して見えてきた各家庭の金銭感覚の違いについて紹介します。 ▼「3人目3万円」に思わぬ落とし穴! 2024年12月に前倒しになった「児童手当拡充」の注意点
6000円の内訳は?
娘から聞いた6000円の内訳は以下の通りです。 ・映画チケット 1000円(アニメ映画、2時間程度) ・ポップコーン 500~700円 ・ジュース 350~500円 ・フードコートでのランチ 約1500円 ・交通費 380円 ・映画のグッズ(友だちとおそろいで購入予定)約1500円 合計すると、最大で約5600円。6000円渡すと、予備費として400円程度が残る計算です。正直、この内訳を聞いて驚きました。想像していた以上に、しっかりと考えられていたからです。小学3年生なりに必要な経費を計算した結果が「6000円」だったと分かりました。 しかし、やはり小学3年生の外出費として6000円は高額すぎないか、親としては少し疑問に思いました。
家庭によって異なる金銭感覚
高額だと渋っている私に「みんな6000円持っていくって言っていたよ」と娘。この言葉を聞いて、ハッとしました。 同じ学年の子どもを持つ家庭でも、お金の与え方がさまざまで、それによって子どもの金銭感覚も異なるということに気づいたからです。例えば、 ・定期的にお小遣いをもらう子 ・特別な機会にまとまったお金をもらう子 ・必要に応じて都度もらう子(わが家のケース) これらは、それぞれの家庭の考え方や状況によるもので、どの方法が正しいというわけではないでしょう。大切なのは、各家庭の状況に応じて、子どもにお金の価値や適切な使い方を理解させることです。お小遣いの与え方は、その手段の1つと言えるでしょう。 都度お小遣いを渡すスタイルのわが家にとっては、6000円の外出費は高いという認識でしたが、定期的にお小遣いをあげている家庭では、子どもが自分で6000円を貯められていたら、それを一度の外出で使うことは問題ない、としている家庭もあるでしょう。 それぞれの家庭が普段どのような価値観でお金を渡し、お金の使い方を実践しているかによって、今回の6000円の外出費をどのように捉えるか異なる、ということに気づきました。ちなみに、わが家の小学3年生の娘は、6000円という金額の価値についてピンと来ていないようでした。
【関連記事】
- ◆小4の娘の「夏休み、みんなハワイ行くんだって!」の発言に青ざめた40代夫婦。みんなそんなに“裕福”なんでしょうか? 40代の貯蓄額とハワイ旅行の費用を確認
- ◆年間「5000円」の町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われました。正直払いたくないのですが、法的な拘束力はあるのでしょうか?
- ◆【実録】子どもの学力向上のために「公文式」を6年続けて得たものと、使ったお金「100万円」について。公文って大変? 親目線での「メリット・デメリット」も解説
- ◆コンビニでコーヒーを注文したのに「カフェラテ」のボタンを押してしまった! 差額を払えば大丈夫?
- ◆【実録】「月謝6000円なら…」と気軽に子どもにピアノを習わせてみたら、意外とかかったお金の話。数分の発表会に「2万円」! 電子ピアノはNG!? 筆者が感じた“想定外の出費”とは