「また着るかも…」はこない! 片付けのプロが教える「捨てられない服」を手放す時の心構え
捨てられない理由「思い出が詰まっているから」
「プロポーズされた時に着ていた服だから捨てられなかった」という方もいました。 そのように、見るとその場面を思い出し、幸せになる服は無理に捨てなくていいと思います。 ただ、すべて思い出だから……といって今よりも過去ばかりを大切にしてとっておくと、今の生活が不便になっていきます。 なので、思い出にも順位をつけて、本当に大切な思い出だけと決めましょう。 私が片づけ訪問をした時に、思い出の服を写真に撮って手放すことができている方もいました。 そのモノがなくても思い出は消えないので、写真で十分と自分で納得して手放していました。
「こんなに服があったのか……と唖然」
Aさん 「コートは高かったからという理由で捨てられなかったのですが、今回を機に捨てられるようになりました! 学生時代からずっと持っているものが多く、実際着てみると似合わないことが多いことが分かったので手放すことに。本当の“もったいない”という意味について納得できたことも大きかったです」 Bさん 「こんなに服があったのね……と唖然としてしまいました。妹からもらった服がたくさんありました。もらった物を気に入って着ることも多いのですが、これからもらうときは適正量を守ってその場で判断したいと思います。マタニティーのボトムスも今は必要ないと思ったので手放します。 現在、手放す服が段ボール2箱いっぱいです。衣装ケース1つ分の空きもできて驚いています。 今までいかにモノ軸で生きてきたかを痛感しました。自分の目標を見直してみました。最近、自分軸で生きることの大切さ、心地よさを感じ始めているので、捨て活を通して確立していきたいです」 Cさん 「捨てたので服が足りないですが、急がずに1着1着見極めて、理想の自分になれるような服を購入していきたいです。 ・街や参観日に着ていけるきれいめな服が欲しい ・カジュアルな服装が苦手だが、カジュアルなアイテムも増やしたい ・似たような色ばかりの服になってしまうので、リッチウィンター系の服もほしい ・柄物も挑戦していきたい ・来年は30歳になるので、プチプラだけではなくブランド物の服が欲しい(子どもも大きくなってきたし、公園コーデ以外のコーデがしたい。笑)」 Dさん 「服の捨て活の終わりが見えてきて気づいたのが、福袋に入ってた服は捨てられがちだったなと……。お気に入りに出会う大切さを感じました」 自分を納得させる捨て活ができるようになると、後悔することはありません。 何のために捨てるのか? 捨ててどうなりたいのか? 捨てて何を得たいのか? 自分はどう変わりたいのか? というところを考えて、自分を大切にした自分軸で服の捨て活をしてみてください。
【Profile】ありママ(@arima1987_home)
7歳、5歳姉妹のママ。大学卒業後、東京都内の中学校教師を4年、地方の中学校教師として8年間の計12年間勤務。 出産後、子育てでモノが増え、一気に汚部屋の住人に。育休明け仕事復帰をしたが、モノの多さとタスクの多さに疲れ果てて、捨て活を開始。片付ける過程や片付けて気づいたことをインスタで発信、2023年退職し、フリーランスに。整理収納アドバイザー1級、クリンネスト1級取得。