40代で「年収400万円」です。勤続20年にしては低いですか? 今からでも転職をすべきでしょうか…?
働いていると、自身の年収が平均と比べて多いか少ないか気になる人も多いでしょう。 平均年収と比較して年収が多いならそのまま働いて、平均と比較して年収が低いなら転職しようと考える人もいるかもしれません。大学新卒から同じ会社で働き続けているなら、自分がどのような評価をされているかも気になるでしょう。 本記事では、40代で年収400万円の場合、平均年収よりも高いか低いか解説するので、気になる人は参考にしてください。 ▼勤続20年でも年収は「280万円」貯蓄も「30万円」しかないのは少なすぎ!? 転職したほうが良いの?
各年代の平均年収は?
まずは各年代の平均年収について理解しましょう。基本的には年代が高くなる方が平均年収は高くなります。自身が40代なら若い世代の平均年収と比較してもあまり意味がなく、同年代と比較しましょう。 10代から40代・全体の平均年収は、図表1のとおりです。 図表1
国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査を基に作成 40代で年収400万円は同年代平均・全体平均から比較しても低いといえます。場合によって転職なども視野に入れて考えてもいいかもしれません。 日本で年代が高くなるほど平均年収が高くなる理由として、年功序列制と終身雇用制度が影響しているといわれています。基本的には同じ企業で継続的に働いていると、ある程度は自然と給料が増えることが多いです。 また、年代が上がると管理職を任されるようになることも多く、管理職手当なども含めて年収が上がります。ただし、年収には住宅手当や資格手当など各種手当や残業代も含まれるため、基本給だけから導かれた金額ではない点には注意してください。 ■最近では転職によるキャリアアップも一般的 一昔前までは新卒で就職した会社でずっと働くのが一般的でしたが、最近では転職によるキャリアアップも一般的になりました。また、転職は若い年代がするものとのイメージを持つ人が多いかもしれませんが、経験豊富な40代以上も管理職待遇などで受け入れている企業も少なくありません。 現在働いている企業の待遇面などに不満があるなら、転職も視野に入れて行動するのがおすすめです。転職活動の方法は自身で企業を探す以外にも、転職エージェントを利用するなども挙げられます。