“美容院”と“理容室”ほとんど同じ仕事なのになぜ別々?“顔そり”や“メイク”などできる仕事に違いも【チャント!大石邦彦が聞く】
(アリアーレビューティー専門学校 池山英一 校長) 「両方取るという人も徐々に増えてきている。しかし、両方やって経営が成り立つという店は、まだまだ少ない」 今の法律では、従業員全員に両方の資格がないと理容・美容両方の業務はできず、そうした兼業店は増えていないのが現実です。 ■理容業と美容業 海外では? (ICDジャパン 大林博之 会長) 「(世界では)日本が取り残されている状態なので、もう少し力を合わせられるといい」 海外の数々の美容コンテストで優勝を経験した大林博之さんが「日本の理美容業界は遅れているといいます。 (大石) 「日本では理容と美容は法律も違うし、別という認識なんですが、世界的には一緒になっている?」 (ICDジャパン 大林博之 会長) 「美容も理容も一つになって、一つの世界で表現されてきています。両方の免許を取った人が一緒に働けるような。できれば一つの国家試験でいい」 ■理容業と美容業 統合の可能性は 改めて「理美容業の統合」について業界トップに聞くと…。 (愛知県理容組合 坂野隆人 理事長) 「組織的に理容も美容も減少していくなかで、タッグを組むということは大きな組織力につながる」 (大石) 「カミソリは美容師には渡したくないですか?」 (愛知県理容組合 坂野隆人 理事長) 「我々の宝ですね。得意分野」 (愛知県美容組合 中尾博志 理事長) 「理容美容の垣根を低くして、お互いに協力をしながら、この業界を盛り上げていく形になると非常にいいなと思う」 今は法律の壁と、お互いの意識で分けられている理美容業界。 しかし、その統合は両者の課題を解決する可能性もあるのです。
CBCテレビ