トランプ大統領、返り咲きの鍵は「マクドナルド」だった…!?
アメリカ文化と資本主義
マクドナルドで働いていたのはハリスだけでありません。 実際、アメリカ人の8人に1人はファーストフードチェーンで働いた経験があります。 多くの人にとって、高速道路から見えるマクドナルドのロゴは、アメリカ文化と資本主義を象徴するものです。 マクドナルドは、サービス経済と労働者階級の強力なシンボルでもあります。両候補者は、重要な接戦州において低賃金労働者を積極的に取り込もうとしていたのです。 トランプが記者に最低賃金の引き上げを支持するかどうか尋ねられたとき、彼はその質問には答えませんでした。 米国の連邦最低賃金は7.25ドルで、Talent.comによると、ペンシルベニア州のマクドナルドの従業員の平均時給は11.25ドルとなっています。 また、ZipRecruiterによると、ペンシルベニア州のマクドナルドの従業員の平均時給は約12.50ドルに近いです。 ハリスは、現在の連邦政府の最低賃金を引き上げる意向を示しており、連邦政府の最低賃金を「貧困賃金」と表現しています。 また、ハリスは大統領選挙の広告のなかで、自身が「中流階級を理解している人物である」とアピールしています。 「ハリスは中流家庭で育ちました。彼女は働く母親の娘でした」と、彼女の広告の1つで声が流れます。 そして、ハリスは学位を取得する間、マクドナルドで働いていました。 低賃金労働者はインフレの影響を不均衡に受けやすく、両候補者は労働者階級の有権者に訴えるために多くの公約を掲げています。 ハリスは、中流階級の減税を実施し、医療補助や子ども税控除を増やし、はじめての住宅購入者への支援を提供したいと考えています。 一方、トランプは法人税を引き下げ、輸入に関税を導入して米国の製造業成長を促進し、残業手当の税金を削減したいと考えています。 また、 ハリスとトランプどちらも、チップに対する税金を廃止することを支持しています。 アメリカ人は、ハリス・トランプのどちらのもとで今後4年間が自分たちにとってより良いものになるかどうか、判断しなければなりません。 そして今年、マクドナルドで働く従業員は、次のアメリカ合衆国大統領を決定する上で重要な役割を果たす可能性があります。 Source: Federal Reserve Bank of Dallas, ZipRecruiter, talent.com, The Detroit News, Mconalds, FOX NEWS, The Washington Post, Newsweek, PBS NEWS, Intelligencer, TIME(1, 2), Reuters(1, 2, 3, 4), NBC NEWS(1, 2, 3, 4) Originally published by Fast Company [原文] Copyright © 2024 Mansueto Ventures LLC.
真栄田若菜/OCiETe