ヤンキーとセレブが入り混じる保育園に通う平凡な我が家。ヤンチャな親御さんと子ども達に学ぶことは?
10年前。2013年に生まれた長男を保育園に入れるべく、奔走していた私は10以上の保育園に見学に行きました。今から思っても、暇なのか?と思うくらい熱心だったと思います。車で行きやすいか。園庭は広いか、先生達の雰囲気はどうか? 素人ながらにあれこれチェック。何かといろんな保育園の行事に参加するオバさんは、怖かったに違いありません…。 【この園に4年通った長男は…】「保育園、嫌だ」と言い続けたわが子に起きた大逆転ドラマ 実際、入園申し込みをした保育園はその中の2つ。1つの園には、解放日があるとほぼ毎回出席しました。 初めて解放に参加した日に、檀れい似のお母さんがおられ、気さくに話してくれたのも大きかったんだと思います。 檀「ここの解放に来ているお母さん達はすごく雰囲気が良いから、通うべきよ。」 私「そうなんですか。」 檀「うちは、来月からこの園に預けるの。遠いけど、ここに決めてたの。」 確かに、彼女と気が合いそうな上品ママさんが多数いました。一方、その園の解放に参加していたお母さんの中には、明らかにヤンキーの方もいらっしゃいました。 パンチの効いたメイク。いわゆる昔のヤマンバ系。 一見ビックリしてしまうほど派手ですが、話してみると、 「うちは4人子供がいて、すでに3人をこの園に預けてるねん。」 とフレンドリー。子供の年齢も同じだったのですっかり仲良くなりました。 ある日、園のお祭のようなイベントがあり、夫と生後半年だった息子と共に出席をしました。 檀さんやいつも会う上品ママさん達にもお会いしました。ヤンキーママも私を見て会釈をしてくれました。近くにいたお子様達は、頭に名前の剃り込みを入れていました。他にも初めてお会いするヤンキーママ達も数人いらっしゃいました。 それを見た夫。
「この園に息子を入れよう!」
ワッツ?! どうした? 「こんなにいろんな人がいる所を久々に見た。この環境で息子を育てたい。」 彼曰く、ブルジョアばかりでも、ヤンキーばかりでも、それもそれで偏った考え方になってしまう。いろんな人がいるミックスな環境。 理想郷じゃないか!とのこと。うん。間違いなくバラエティー豊かである。 確かに送迎の車は、ベンツやBMWから、軽自動車。 親御さんの服装もバッチリスーツを着た方から、スエットにつっかけの方まで…服装からも車からも多種多様な家族環境を想像させます。 ちなみに! 私が入れるための園情報を教えてくれたのは、ヤンキーママでした。 「オフレコだけど…今年は定員あと1人らしいわ。ぽにさん、早めに先生に正式予約しときー。」 この情報のおかげ?か、私は途中入所枠をガッチリ掴み、園に入れました(10年以上前の保育園枠、地方都市の私立園は特に、なぞのシステムだった気がする)。 次回は、10年経ってそんなヤンチャ地域はどうなったか?そして先日の運動会で起きたちょっとした事件についてお話ししたいと思います。
Profile ・ぽに
関西在住。約50平米のマンションに4歳・小3・小5の男の子3人、モーレツサラリーマンの夫と5人暮らし。出張多め、両家遠方、夫婦共にフルタイム。ワンオペや出世の厳しさ、家事・育児の奮闘を書いたブログが人気になり書籍化された【ススメ共働家】。つまずき、転び、前のめる共働きの日常と現実を軽快に発信し続けている。
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