新潟が松橋力蔵監督の退任を発表 後任は未定 来季はFC東京監督就任が確実
J1新潟は13日、松橋力蔵監督(56)が今季で退任することを発表した。後任は未定。来季はFC東京の監督就任が確実で、一両日中にも正式発表される見通し。 現役時代に横浜や京都でプレーした松橋監督は引退後、指導者の道に進み、横浜のコーチなどを経て、21年に新潟のコーチに就任。22年に監督に就任し、同年にチームをJ2優勝とJ1昇格に導いた。J1に復帰した昨季は10位。今季は序盤戦にケガ人が重なり、中盤戦以降は守備面で安定感を欠いたこともあって、最終節まで残留争いに巻き込まれて16位だった。しかしルヴァン杯ではクラブ史上初の決勝進出。準優勝に終わったものの評価は高く、リーグの優秀監督賞では得票で4位に入った。 松橋監督がクラブを通じて発表したコメントは以下のとおり。 「アルビレックス新潟ファミリーの皆様へ 今シーズンも温かいご支援、ご声援をいただきまして、本当にありがとうございました。てっぺんを目指してスタートした今シーズンですが、達成することなく終えてしまい、誠に申し訳ございません。 私ごとではありますが、今シーズンをもってアルビレックス新潟を離れることとなりました。監督としてのキャリアをスタートするチャンスを与えてくださったクラブ関係者の皆様、そして、未熟な私を厳しくも温かく見守ってくださいました、ファン・サポーターの皆様、本当にありがとうございました。 この決断をしてから語り尽くせないほどの思い出が今、甦ってきます。そのすべてが多くの方々に支えられ、包まれていたことに感謝の気持ちでいっぱいです。出会えたすべての方々に感謝を申し上げます。4年間、お世話になりました。 アルビレックス新潟のさらなる発展を願っております。ありがとうございました」