芸能界屈指の蕎麦好き、DEEN池森秀一が虜になった在来種にこだわる「十割蕎麦」[FRaU]
食のスペシャリスト&グルメに精通する識者で構成される「FRaU Foodies」が、今イチオシの料理やスイーツなどをお届けします。今回は、蕎麦好きミュージシャンとして、『マツコの知らない世界』に出演するなど、さまざまなメディアで蕎麦愛を語っている、DEENのヴォーカリスト・池森秀一さんが東京のオススメ蕎麦店をレコメンド。東京・目白にある名店です。
蕎麦本来の香り・味が楽しめる 築100年の古民家でいただく十割蕎麦
「蕎麦本来の味を最大限に引き出し、洗練されたお蕎麦です」と、池森さんがおすすめするお店は、東京・目白にある「蕎麦おさめ」。 「数多くのグルメ本やグルメ雑誌、『ミシュランガイド東京』のビブグルマンに名を連ねるお店で、ご存じの方も多いのではないでしょうか? かくいう私もこのお店の虜になっているひとりだと自負しています」
2018年に東京・西麻布にオープンし、2023年4月に東京・目白の風情ある日本家屋へ移転しました。 大通りの脇を入れば、砂利と踏み石が敷かれていて、お店に入るまでのアプローチから気分が高まります。中に入ると、杉の木の床、床柱や木目の美しい天井板に簾戸、床の間には掛け軸やアンティークなお皿が飾られ、なんとも凛とした佇まいです。
さらには、茶室を利用した個室(にじり口からしゃがんで入る!)や、店主・納 剣児さんの義兄の庭師が手がけた坪庭があり、そこかしこに築100年の古民家が持つ趣を感じます。 そんな風情ある空間でいただく蕎麦は、「在来種にこだわった蕎麦を、せいろ・粗挽き・玄挽きで食べ比べできます。とても幸せな気持ちになりました!」と池森さんが言うように、在来種を交雑せず、その土地で栽培されてきた古来の希少な品種を使用。小粒で濃厚な味わいと香りが特徴です。 蕎麦の実は、福井県の永平寺在来やあわら在来、宮崎県の高千穂在来など全国にある約20の生産者から直送。産地の最適な時期を見極めて厳選し、その日使う分だけを自家製粉しています。