照明にロウソクの使用はNG? 停電した時に「絶対取ってはいけない」行動
電気がつかない!? 停電かも...そんな時にまずやるべきこと
停電時は、冷静になって行動するのが第一。二次災害を引き起こさないように、注意点を覚えておこう! 【その①】コンセントからプラグを抜く! 停電になってしまった場合、電気コードのプラグは抜くようにしましょう。通電火災の原因になります。通電火災とは、電気が復旧した際に起こる火災です。 特に地震で停電している場合は、辺りに物が散乱していることも多く、火が燃え広がりやすい状況にあります。必ず全てのプラグを抜き、ブレーカーを落としましょう。 \教えて! 辻センセイ/ 冷蔵庫のプラグは抜くべき? 地震以外の場合はプラグを挿したままでも構いません。ですが地震で停電した際は必ずプラグを抜いてください。冷蔵庫は庫内が十分に冷え切っている状態であれば、停電しても冷凍は24時間、冷蔵は約3時間冷えを保つことができます。災害などによって突然停電した場合は、保冷剤や冷凍食品、凍らせたペットボトルなどを冷蔵室の一番上の棚に移し替えると、庫内温度の上昇を抑えることができます。 ただし、頻繁に開け閉めをすると、温度を保てる時間も短くなってしまうので、ドアの開閉は極力控えましょう。 【その②】情報収集をしよう! 停電になったら、どの範囲で停電が起きているのか、復旧の目処は立っているのかなどを知る必要があります。スマートフォンや電池式ラジオなどで情報収集をしましょう。 ただし、個人が発信するSNSの情報をむやみに信じてはいけません。フェイクニュースも多く、ナーバスになっている時は情報に翻弄されてしまいますので、電力会社のホームページや公共放送など正しい情報を収集するようにしましょう。
今までの当たり前を見直そう
情報が古いままだと、NGな行動をとってしまうおそれがあります! 代表的な2例をご紹介します。 【NG行動①】停電時の照明にはロウソクを使う! 明かりとしてロウソクを使用するのは絶対にやめましょう。普段裸火を取り扱わず火の怖さを知らない人がロウソクを使うと、火事の元となります。また、仏壇の線香の火が燃え広がり火事になったというニュースも最近ありました。火の取り扱いには十分に注意しましょう。 【NG行動②】防災リュックを買ったので、備えはバッチリ! 防災リュックには、種類がたくさんあります。なかには、懐中電灯本体は入っていても肝心の電池が入っていないものや、スプーンや箸は入っているのに食料が入っていないものも。購入したら中身をチェックして、必要に応じて足りないものは自分で足しておきましょう。