ニスモ40周年・トムス50周年・モデューロ30周年と2024年はワークスの周年祭り! クルマ好きのハートに火を灯し続ける3ブランドヒストリー!!
●モデューロ
最後はモデューロ。モデューロはレース活動がメインのNISMOやトムスと違い、ホンダ車の純正用品を手がけるホンダアクセスのカスタマイズブランドとして1994年に誕生。最初に手がけたのは、「ビガー」用のアルミホイールで、これがホンダでははじめての純正アクセサリーのアルミホイールとなった。 その5年後には、エアロパーツやサスペンションなどアフターパーツも追加。 2007年には減衰力調整機構付きの「シビックタイプR」用スポーツサスペンションを発売し、運動性能を高めつつ、乗り心地も犠牲にしない、メーカー直系ブランドならではの乗り味を確立していく。 さらに、2013年にはホンダアクセスが開発した専用のカスタマイズパーツが装着されたコンプリートカー=Modulo Xシリーズの第1号、「N-BOX Modulo X」を発売。 その後、N-ONE、STEP WGN、FREED、S660、VEZEL、FITなどのModulo Xが登場し、ノーマルでもなくチューニングカーでもない、モデューロ独自の世界観、乗り味にほれ込んだ、強力なファンを増やしつつある。 モデューロは、ホンダの純正用品メーカー、ホンダアクセスのブランドなので、かつてNSXの開発にかかわった技術者や空力のスペシャリストなど、自動車エンジニアリングを極めた専門家が在籍しているのが強味。 また、土屋圭市氏がModulo X開発アドバイザーを務めているのも、よく知られている話だ。 なお、「Modulo(モデューロ)」とは、ポルトガル語で「スタイル」という意味。 純正を知り尽くしたスペシャリストが送り出す、高品質のアフターパーツとコンセプトカーによって、30周年を迎えたモデューロは、ホンダ車ユーザーだけではなく、ホンダ車ファン以外にも注目されるブランドとしてますます存在感が増してきた。
藤田竜太
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