部屋全体を涼しくするために、サーキュレーターを買おうと思っています。1ヶ月つけっぱなしにしたら、電気代はどれだけかかりますか?
暑い夏、部屋全体を涼しくするためにサーキュレーターの購入を検討している方も多いのではないでしょうか。サーキュレーターは、エアコンの冷気を効率的に循環させて部屋全体を涼しくするのに役立つといわれているアイテムですが、その電気代が気になるところです。 この記事では、サーキュレーターの電気代と、電気代を節約する使い方について詳しく解説します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
扇風機とサーキュレーター
扇風機とサーキュレーターは、どちらも風を起こす家電製品ですが、風向きと目的が大きく異なります。 扇風機は、うちわや扇子のように、柔らかな風を直接体に当てて、風が当たっている部分で涼しさを感じることができるといわれています。サーキュレーターは直線的な強い風で部屋の空気を循環させることにより、室内全体の温度を均一にし、快適な体感温度を保つのが特徴だとされています。 サーキュレーターは風を遠くまで直線的に届けることができるのに対し、扇風機は比較的近い距離で幅広い範囲に風を送ります。そのため、部屋の空気を循環させたい場合にはサーキュレーターを、風に当たって涼しさを感じたい場合には扇風機を使用するのがよいでしょう。 ■サーキュレーターはモーターによって違いがある サーキュレーターの性能は、そのモーターの種類に大きく影響されます。主に、DC(直流式)モーターとAC(交流式)モーターの2つのタイプがあります。ACモーターは壊れにくく丈夫で長持ち、長時間の使用でも性能が低下しにくい点が特徴といわれています。 しかし、ACモーターはシンプルな構造でコストが低い一方、消費電力が高く、電気代も高くなる傾向があるようです。 一方でDCモーターは、ACモーターと比較すると電気代を節約しやすい傾向があるようです。さらに、静音性に優れている傾向もあるようなので、寝室やオフィスなどの静寂を求める環境での使用に適していると考えられます。ただし、DCモーターは本体価格がACモーターに比べて高価になる傾向があります。