部屋全体を涼しくするために、サーキュレーターを買おうと思っています。1ヶ月つけっぱなしにしたら、電気代はどれだけかかりますか?
サーキュレーターの電気代
サーキュレーターを1ヶ月つけっぱなしにした場合の電力はいくらになるのかを、計算してみましょう。今回は、ACモーターの消費電力を39W、DCモーターの消費電力を25Wと仮定します。電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める1kWhあたり31円を適用します。 以下に、サーキュレーターを1ヶ月間つけっぱなしにした場合の電気代を計算してみます。 ■サーキュレーターを1ヶ月間つけっぱなしにした場合の電気代 サーキュレーターを1ヶ月間つけっぱなしにした場合の計算条件は以下の通りです。 ・電気料金単価:31円/kWh ・ACモーターの消費電力:39W ・DCモーターの消費電力:25W ・1ヶ月の時間:24時間 × 30日 = 720時間 電気代は「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)」の計算式で求めます。 消費電力はkW(キロワット)に換算するので、ACモーターの消費電力は39W = 0.039kW、DCモーターの消費電力は25W = 0.025kWです。 ACモーターの電気代:0.039 kW×720 時間×31 円/kWh=約870 円 DCモーターの電気代:0.025 kW×720 時間×31 円/kWh=約558 円 これらの計算から、ACモーターのサーキュレーターはDCモーターのサーキュレーターに比べて電気代が高くなる可能性があることが分かります。
夏だけでなく冬もサーキュレーターを利用しよう
空気の性質上、暖かい空気は上部にたまりやすくなるといわれています。そのため、冷房だけでなく、暖房を使用する冬の時期にも足元が冷たく感じることがあるかもしれません。 そういった場合、サーキュレーターを使うことで空気が循環し、温度差が軽減される可能性があります。特に暖房を多く使う時期には、サーキュレーターを併用することで光熱費の節約につながる可能性があります。
まとめ
製品などによっても異なりますが、今回の結果ではACモーターのサーキュレーターを1ヶ月つけっぱなしにした場合の電気代は約870円、DCモーターのサーキュレーターの場合は約558円となることが分かりました。 ACモーターの方がDCモーターよりも電気代が高くなる傾向があるため、電力消費を抑えたい場合はDCモーターのサーキュレーターを選ぶとよいでしょう。 出典 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部