ウクライナ南部オデーサ、集合住宅に弾道ミサイル 10人死亡
[キーウ 18日 ロイター] - ウクライナ南部オデーサ(オデッサ)で18日、ロシアによるミサイル攻撃で子ども4人を含む10人が死亡、44人が負傷した。ゼレンスキー大統領は、ロシアが弾道ミサイルで民間住宅を攻撃したとし、ロシアは戦争の遂行にしか関心がないと改めて非難した。 ゼレンスキー氏は、集合住宅のほか、大学や行政施設などの建物が被害を受けたとし、「これは無作為な攻撃ではない。示威的な攻撃だ」と対話アプリ「テレグラム」に投稿。ドイツのショルツ首相が15日にロシアのプーチン大統領と電話会談を行ったことに言及し、プーチン氏はこうした電話会談などを経ても「戦争の遂行以外に関心がないことを示している」と述べた。 地元警察によると、この日の攻撃で警察官7人、医療関係者1人、住民2人が死亡した。負傷者の中には警察官14人が含まれているという。 ロシアは17日にウクライナ全土に対する大規模な空爆を実施。ミサイル約120発とドローン(無人機)約90機が使われ、ウクライナの電力施設が深刻な被害を受けた。