母仔3代重賞制覇へ “3度目の正直”狙う良血がセントライト記念で素質開花だ
重賞3勝のディアデラマドレを母に持つログラール(牡3、栗東・松永幹夫厩舎)が、セントライト記念(3歳・GII・芝2200m)で重賞初制覇を狙う。 【写真】注目の良血馬ログラールのこれまで ログラールは父モーリス、母ディアデラマドレ、母の父キングカメハメハの血統。母は14年のマーメイドS、府中牝馬S、愛知杯と重賞を3勝。祖母のディアデラノビアは05年のフローラS、07年の京都牝馬Sと愛知杯を制した。さらに半姉のクラヴェルは21年のエリザベス女王杯で3着。そして母のきょうだいにはドレッドノータスやディアデルレイ、サンマルティンなど活躍馬がズラリと並んでいる。 ここまで6戦2勝。重賞初挑戦となった3走前のスプリングSは展開不向きもあって8着に終わったが、続く前々走の1勝クラス(阪神芝2000m)を快勝した。再度の重賞チャレンジとなった前走のラジオNIKKEI賞は11番人気の低評価だったが、後方から渋太く脚を使って0秒7差の6着。勝ち負けとはいかなかったが、成長を示す内容ではあった。 今回は更に相手が強くなるので楽ではないが、どこまで食い下がれるか。秋の中山で、“3度目の正直”狙う良血が素質開花となることを期待したい。