９回、同点打を放つも走塁死する清宮（野手・広岡）＝撮影・中島達哉

　「日本ハム４－５オリックス」（８日、エスコンフィールド） 　日本ハムは延長の末、敗戦。連勝は４で止まり、この日勝利した首位ソフトバンクとのゲーム差は８に広がった。 【写真】ベンチに戻る清宮　表情から落胆ぶりが伝わる 　３点を追う九回に粘りを見せた。オリックス守護神・マチャドに対し、無死から万波の左翼への二塁打と２四球で満塁とし、水谷が左翼線に２点二塁打、さらに清宮が同点適時打を放った。 　ここで清宮は一塁を大きく回ったところで挟まれて走塁死。１死一、三塁となるところが２死三塁となり、レイエス四球後にマルティネスの右直で同点止まり。結果論だが１死ならサヨナラ犠飛となっていたシーンだった。 　清宮は「申し訳ないです」と肩を落とした。この日先発の宮城とは過去７打数無安打。この日は１、２打席目で安打を放ったが「そんなことはどうでもいいってくらい、最後のミスが本当に申し訳なかったです。流れを止めてしまった感じなので」と責任を負った。 　新庄監督は「バッターがヒットを打って“やったー”という気持ちで次の塁、次の塁を狙う気持ちは分かる」と打者心理を説明。「（一塁コーチャーの）代田コーチが早めにストップストップと声かけをしないといけなかったですね」と清宮のミスではないと主張した。 　新庄監督の言葉を伝え聞いた清宮はそれでも「僕が悪いです」。「切り替えていくしかないかなと。頑張りますって言ったら怒られるので楽しんでいきます」と前を向いた。