「すでに2025年の生産開始に向けて始動」ホンダがアキュラブランドの次世代EVコンセプトを発表
ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、アキュラブランドの次世代EVモデルの方向性を示すコンセプト「アキュラ・パフォーマンスEVコンセプト(Acura Performance EV Concept)」を世界初公開した。 ⇒【写真】世界初公開、ホンダの「アキュラ・パフォーマンスEVコンセプト(Acura Performance EV Concept)」の詳しい画像を見る(全8枚) このコンセプトカーはアメリカ・カリフォルニア州で行われていた自動車の祭典「モントレー・カー・ウィーク」のイベント「ザ・クエイル」と「ぺブルビーチ・コンクール・デレガンス」で展示されて大きな注目を集めた。
次世代EVプラットフォームを採用する最初のモデル
「アキュラ・パフォーマンスEVコンセプト」はプレミアムパフォーマンスブランドであるアキュラの次世代EVモデルの方向性を示すモデルとして、アメリカ・カリフォルニア州にあるアキュラデザインスタジオで制作された。 ホンダはこの「アキュラ・パフォーマンスEVコンセプト」をベースとしたアキュラのSUVタイプの市販EVモデルを開発し、2025年末から米国オハイオ州のメアリズビル四輪車工場で生産を開始する。 その市販EVモデルは、ホンダが独自に開発した次世代EVプラットフォームを採用する最初のモデルであるとともに、メアリズビル工場で生産する最初のEVモデルとなる。 メアリズビル工場は北米におけるホンダのEV生産のハブ拠点と位置付られ、すでに現在生産設備の改修が始められており、「アキュラ・パフォーマンスEVコンセプト」をベースとした市販EVモデルの開発は順調に進んでいるようだ。
「ホンダ 0シリーズ」とはまた異なるデザインコンセプト
スーパーヨットと呼ばれるラグジュアリーな大型ヨットからインスピレーションを得てデザインされたという「アキュラ・パフォーマンスEVコンセプト」は、アグレッシブなフロントフェイスに、クーペのようなサイドシルエット、深く彫り込まれた形状のサイドパネルを備え、次世代EVプラットフォームを採用することによってロングホイールベースの力強いプロポーションとなっているのが特徴。 リアのデッキリッドや左右に伸びるテールライト、大きなリアディフューザーは、2代目NSXへのオマージュを込めてデザインされたという。陰影のあるボディはセミマット調の塗装「ムーンリットホワイトパール」で仕上げられている。
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