希望しかない! 海外でプレーする10代の日本人選手(3)異例のキャリア!? Jクラブ入りを捨てて挑戦
現在はサッカー日本代表の大半を欧州組が占めており、海外クラブでプレーする選手たちの経歴は十人十色だ。Jリーグで実績を残して海を渡る選手もいれば、高校から直接移籍する選手や、海外で生まれ育った選手もいる。今回は、海外でプレーする10代の選手をピックアップし、これまでの経歴や現状を紹介する。
FW:塩貝健人(しおがい・けんと) 生年月日:2005年3月26日(19歳) 所属クラブ:NECナイメヘン(オランダ) 24/25リーグ成績:10試合0得点1アシスト U-19日本代表のエースとして得点を量産していた塩貝健人は、昨年8月に2027シーズンからの横浜F・マリノス加入内定を解除し、小川航基と佐野航大も所属するNECナイメヘンへの移籍を決断した。 プロ選手としての経験がほとんどないながら、4年契約と背番号「9」が与えられたことからもわかるように期待値が高く、常時トップチームでプレーしている。ストライカーの1番手にはチーム得点王で、日本代表の常連でもある小川がいるため先発の機会には恵まれていないが、毎試合のように途中出場から試合に絡んで経験を積んでいる。 現時点でリーグ戦でのゴールはないが、ズウォレとのKNVBカップ1回戦で移籍後初ゴールを記録。クロスの対処を狙っていた相手GKの逆を突く見事なシュートでゴールネットを揺らした。 これから出場機会を増やしたいところで迎えた2025年冬の移籍市場で、クラブは元浦和レッズFWブライアン・リンセンを獲得。エールディビジ通算108ゴールを誇るベテランストライカーの加入によってワントップ争いはさらに熾烈になりそうだ。自身よりも経験豊富な2人のFWから学びつつ、スタメン争いに割って入ることができるだろうか。
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