強みの「くびれボディ」で魅せコンテスト優勝した24歳 甘いものとラーメン好きが減量中でもストレスをためない秘訣
12月8日(日)、東京・ベルサール渋谷にて『サマー・スタイル・アワードROOKIE CHALLENGE CUP FINAL[RCC決勝大会]』が開催され、水谷葉南(みずたに・はな / 24)さんがルーキービキニモデル部門で初の優勝を果たした。予選大会3位から約5カ月という短期間の準備でみごと決勝大会優勝を勝ち取った、その秘策を聞いた。 【写真】水谷葉南さんのくびれボディ
水谷さんが独学の自主トレからトレーニングを始めたのは2023年6月ごろのこと。すぐに「本格的にやりたい」と思い、大会への出場を決め、またパーソナルにも通うなどトレーニングを強化。2024年6月に『サマー・スタイル・アワード関西新人類&ROOKIE CHALLENGE CUP 西日本』にて初出場でビキニモデル3位、ルーキービキニモデル3位に入賞。今回が自身2度目の大会出場だという。 「前大会のフィードバックで『バックポーズがちょっと残念』とコメントいただいたこともあって、とにかくポージングを含めたステージングの準備と練習を頑張りました!」 一度実際に大会出場したことで、自身の課題が明確になった。 「ポージングのレッスンやセミナーの場での意識も変わりました。学びたいこと、質問したいことが定まり、自主練を動画確認する際のチェックポイントもはっきりしました。ポージングを細部まで洗練させること、フリはもちろん表情でも表現すること、そして私のボディラインの強みであるウエストが際立つ見せ方を確立させること。そのために軸の取りかたとか、腹圧のかけかたとか、一つひとつの動きの精度を高めることを意識しました」 トレーニングでは減量中でもウエイトの重量を重視。 「ワンセットだけでもいいから毎回、自分の限界ぐらいの重量を扱うようにしていました。体脂肪を落としながらも筋量の減少を最低限に、できれば少しでも上げることができればと。継続してみて、一定の効果はあったかなと感じています」 そんな水谷さんの好物は甘いものとラーメン。 「好きが高じて、今はラーメン店で働いています。大会約3カ月前からの減量期には、まかないはゆで卵と白米で乗り切りました(笑)」 減量期の楽しみは甘いもの。プロテインのほか、和菓子は減量中にも制限せず食べていたそう。 「それでも日常生活とトレーニング、減量、大会準備などを頑張るなかで、ストレスが溜まってきたかなと感じたら、早めに対処することにしています!」 水谷さんの解消法はサウナ、よもぎ蒸し、そして気の置けない友人と会うこと。「ちょっと元気ないかな」と感じたらトレーニングを休んででもその時間を作る理由は「爆発しちゃったら終わりなので」。 もともと、精神的ストレスから来る適応障害を発症したことで、メンタルを整え自分に自信を持つために筋トレを始めたという水谷さん。心身を鍛えるなかで辿り着いたであろう答えが説得力を持って胸に響く。 「この大会を無事終えることができて、また結果を出すことができて、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。大会後の楽しみは、もちろん久々にラーメンを食べること(笑)。これからもトレーニングを続け、来年は今年よりもっと多数の大会出場に挑戦したいと思っています!」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:大塚真奈美 撮影:夏目英明