検疫手続き代行 海外の土産にWAGYU 全農ミートフーズとJAL
和牛の消費拡大に期待
JA全農ミートフーズと日本航空(JAL)は7日、羽田空港と成田空港発の国際線で、海外への和牛の土産サービスを始めた。JA全農が取り扱う和牛を海外に持って行く際、JALが輸出検疫手続きを代行。旅行客は和牛を土産にしやすくなる。海外での和牛の消費拡大や認知度向上につなげる。1カ月当たり150件程度の利用を目指す。 【画像】和牛土産サービスの霜降り肉 「JAL和牛お土産サービス」と称し、両空港発の米国線とシンガポール線計14路線17便で展開する。 旅行客は、搭乗の48時間前までにJALの公式産直サイトで和牛を注文。搭乗日に空港カウンターで受け取り、そのまま手荷物で預けられ、海外に持ち運べる。手間がかかる申請手続きが不要で、現地で買うより2、3割安く購入できるという。 同様のサービスはJAL系列の格安航空会社「ZIPAIR Tokyo」が1月に先行して始めた。今回のサービス開始で、JALグループ全体での取り扱いは計19路線22便に拡大した。 ZIPAIRのサービスは1カ月当たり40~50件の利用、約150万円程度の売り上げがある。JALの対象運航便数はZIPAIRの3倍で、利用件数・売上金額ともに3倍を目指す。
日本農業新聞