小池知事定例会見6月16日(全文1)JKビジネスの危険啓発へサイトやイベント
東京都の小池百合子知事が16日、定例会見を行った。冒頭発言ではJKビジネスの危険性を啓発するための2つの取り組みを紹介した。 【写真】小池知事定例会見6月16日(全文2)市場移転問題、まず方向性見い出していく
JKビジネスの被害実態訴える「特設サイト」開設
小池:まず私のほうから2本案件がございますので、ご紹介をさせていただきます。青少年の性被害防止に向けた情報の発信についてでございます。いわば「JKビジネス」と言われるもので、これに関しての性被害、それから自分の裸を、その画像をスマートフォンで送らされてしまうということで、いわゆる自画撮り被害、これが問題となっております。被害に遭った青少年はずっと将来にわたって、そのデータが残るということから、JKビジネスの規制条例を7月の1日から施行といたしますけれども、また自画撮り被害についても先般、青少年問題協議会の答申をいただきましたので、これで対策を進めているところでございます。 そこでこのたび、女子高生をはじめとした、青少年に向けて情報発信を強化する2つの取り組みを実施することといたしました。1つ目が性被害の実態、そしてその危険性を知ってもらう特設サイトの開設をいたします。高校生に影響力のある、とても人気のある、藤田ニコルさんを起用いたしまして、ご覧のとおり、「ほんっとに、ヤバイよ。そのバイト。」をキャッチコピーといたしまして、ニコルさんからのメッセージを発信するというものでございます。こちらにもこういう紙のものもございます。 今日の14時ちょうど、今、この時間から開設いたしまして、都のホームページ、そしてTwitterを使って発信してまいります。また来月には、このサイトのリーフレット、こちらですが、学校を通じまして都内の全ての高校生に配布いたします。このサイトをご覧になって、SNSで友達と共有して、お互いに注意を喚起し合うという機会になればと、このように思っております。
藤田ニコルらがJKビジネスのリスク訴えるイベント
2つ目でございますけれども、高校生の皆さんに直接語り掛けるイベントを開催いたしますので、ご連絡いたします。7月25日でありますけれども、アキバ、アキバ・スクエアで、「ドロ沼にハマるな! にこるんと一緒にSTOP! JK」、なんか、どこで切ったらいいのかよく分かりませんけれども、やはりJKビジネスに関してのイベントでございます。同じく藤田ニコルさん、そしてやしろ優さんをお招きをいたしまして、JKビジネス、自画撮り被害、その実態とリスクについて来場した皆さんに語り掛けていただくということでございます。そしてしっかり、そういう将来の不安がずっと残るんだということをよく理解してもらうような、そういう機会にしてもらいたいと考えております。こうした取り組みを通じまして性被害から自分自身の身を守る、その力を付けてほしいということでございます。担当は青少年・治安対策本部となっております。 それから、都政のあらゆる動画、ホームページにそれぞれの部局に、この動画がございますけれども、これを全部集めまして、ワンストップで視聴できるポータルサイトを作ることといたしました。東京都公式動画チャンネル、東京動画ということで8月下旬に開局をいたす予定といたしておりますので、お知らせをしておきます。これはスマートフォンやパソコンを使って多くの方が情報を取る、得る昨今でございますので、さまざまな施策を東京都として発信する上で、この動画はとても分かりやすい。極めて重要な媒体でございますので、これをより活性化っていいましょうか、活用していくという考え方に立ちまして、都民の皆さんに直接訴えるリアルな都政情報を発信してまいります。