大谷翔平「同僚」キム・ヘソン、ドジャース「正二塁手の放出」に韓国メディア沸く...「強力なライバル消えた」
大リーグのロサンゼルス・ドジャースに入団したキム・ヘソン内野手(25)に追い風が吹いている。 【動画】ファンを魅了したキムの華麗なバッティング ■「キムが2塁のレギュラーとしてプレーする可能性が一気に高まった」 ドジャースは2025年1月7日(日本時間)、ギャビン・ラックス内野手(27)がトレードでシンシナティ・レッズに移籍したことを発表した。 ラックスは24年シーズン、セカンドのレギュラーとして139試合に出場。打率.251、10本塁打、50打点を記録しており、セカンド候補のキムにとってライバル的な存在だった。 ドジャースの発表を受け、複数の韓国メディアがラックス放出に沸いた。 地元メディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)は、「キム・ヘソンにとても嬉しいニュースだ。強力なライバルが消えた」とし、こう続けた。 「ドジャースがキム・ヘソンを獲得した後、2塁のレギュラー、ラックスをトレードした。キム・ヘソンが2塁のレギュラーとしてプレーする可能性が一気に高まった」 キムへの期待は高まるばかりで、同メディアは「キム・ヘソンがドジャースの2塁のレギュラーとして活躍すれば、メジャーリーグのスーパースターである(ムーキー)ベッツと二遊間を組む姿を見ることができる」と伝えた。
「キム・ヘソンが多くの出場機会を得るのはまだ容易ではない」
ラックスのトレードで盛り上がりをみせる一方で、現実を冷静に指摘するメディアも。地元メディア「OSEN」(ウェブ版)は、「ドジャースはラックスをトレードしたが、キム・ヘソンが多くの出場機会を得るのはまだ容易ではない」との見解を示し、その理由に言及した。 「ドジャースは多くのユーティリティプレーヤーが待機している。特に(トミー)エドマンはチーム事情上、センターとして出場する可能性が高いが、もともとは内野手出身で21年ナ・リーグ2塁手ゴールドグラブ賞を受賞したほど優れた守備力を誇る選手だ。キム・ヘソンが満足のいく成績を出せない場合、エドマンを2塁手またはショートとして起用し、他の外野手を招集することも不可能なシナリオではない。これが、キム・ヘソンが内野手だけでなく、外野手ともレギュラー争いをしなければならない理由だ」 キムはポスティングシステムを利用して韓国プロ野球(KBO)リーグのキウム・ヒーローズからドジャースに移籍。米メディアによると、3年総額1250万ドル(約19億3750万円)で、2年間の球団オプション付きだという。 キムは「走攻守」揃った国内屈指の内野手で、24年シーズンは、127試合に出場し、打率.326、11本塁打、75打点、30盗塁を記録。プロ8年で、通算打率.304、37本塁打、386打点、211盗塁をマークし、21年シーズンに46個の盗塁を成功させ、盗塁王のタイトルを獲得した。