10年間でどれだけ賞金額は増えた? 14年の有馬記念覇者ジェンティルドンナの賞金額を現代に換算してみると
秋古馬三冠を狙うドウデュースが有馬記念を勝てば、総獲得賞金が22億円を超え、歴代1位に浮上する。近年は賞金増額の知らせが相次いでいる日本競馬。有馬記念も10年前には2億円だったが、昨年から5億円となった。そこで気になるのは過去の活躍馬が、現在の賞金額だったら総賞金がいくらになるのか。有馬記念でのラストランから今年で10年が経つジェンティルドンナを参考に調べてみた。 【写真】ジェンティルドンナのこれまでの軌跡 さっそくだが、24年時点の金額に換算した場合の各レース獲得賞金は以下の通り。 【現代賞金に置き換えると…】 新馬(2着) 290万円 未勝利(1着) 550万円 シンザン記念(1着) 4100万円 チューリップ賞(4着) 780万円 桜花賞(1着) 1億4000万円 オークス(1着) 1億5000万円 ローズS(1着) 5200万円 秋華賞(1着) 1億1000万円 ジャパンC(1着) 5億円 ドバイSC(2着) 1億6968万円 宝塚記念(3着) 5500万円 天皇賞(秋)(2着) 8800万円 ジャパンC(1着) 5億円 京都記念(6着) 0円 ドバイSC(1着) 4億9207万2000円 宝塚記念(9着) 0円 天皇賞(秋)(2着) 8800万円 ジャパンC(4着) 7500万円 有馬記念(1着) 5億円 合計 29億7695万2000円 ※付加賞含まず、本賞金のみ。 ※海外賞金はフランスギャロ発表の24年公式レート「1ドル=141.4円」で換算 14年当時の総賞金 17億2603万400円 ジェンティルドンナの総獲得賞金は17億2603万400円だが、現在の額に換算してみると、ウシュバテソーロの22億3957万6400円を超え、歴代1位に相当する金額になった。ジェンティルドンナが12年、13年に連覇したジャパンCは当時1着2億5000万円、有馬記念は1着2億円。それらのレースが1着5億円まで増額されたほか、GIIやGIIIも軒並み高くなっているため、10億円以上も増える結果に。賞金額のインフレを改めて感じさせる結果となった。 【日本馬の歴代獲得賞金ランキング】 1位 ウシュバテソーロ 22億3957万6400円 2位 イクイノックス 22億1544万6100円 3位 アーモンドアイ 19億1526万3900円 4位 キタサンブラック 18億7684万3000円 5位 パンサラッサ 18億4466万3200円 6位 テイエムオペラオー 18億3518万9000円 7位 ドウデュース 17億7587万5800円 8位 ジェンティルドンナ 17億2603万400円 9位 オルフェーヴル 15億7621万3000円 10位 ブエナビスタ 14億7886万9700円