【有馬記念】武豊騎手スペシャルウィークで「惜しかった」秋3冠「それだけ難しい」/一問一答
55歳で史上初5勝目へ-。レジェンド武豊騎手(55)が有馬記念(G1、芝2500メートル、22日=中山)でG1・5勝馬ドウデュース(牡5、友道)を有終の美へ導く。心の支えだった愛馬はラストランで20年ぶり3頭目の「秋古馬3冠」と史上5頭目の連覇に挑戦。自身は年末のグランプリで歴代最多タイの4勝を挙げており、新記録がかかる。 【写真】99年有馬記念「4cm」差で2着のスペシャルウィークと武豊騎手 武豊騎手との一問一答は以下の通り。 -調教に騎乗するのは11日の1週前追い切り(Cウッド6ハロン80秒4-11秒0)が最後となった 最後でしたね。いい感じ。ずっと元気。変にイレ込むわけでもなく、疲れてる感じもないし、ダメージもなさそう。もう1年(現役で)いってほしいね(笑い)。 -天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念の「秋古馬3冠」は過去にテイエムオペラオー(00年)とゼンノロブロイ(04年)しか達成していない それだけ難しいということ。難しいから(2頭しか)いない。 -99年にはスペシャルウィークで天皇賞・秋とジャパンCを勝ったが、最後の有馬記念で鼻差の2着に敗れた 惜しかったね。 -昨年は右太ももの筋挫傷で戦列を離れ、有馬記念の前週に復帰した 俺は明らかに去年よりいい状態。“右トモ”の状態は完璧です。 -有馬記念ではオグリキャップ(90年)、ディープインパクト(06年)、キタサンブラック(17年)で引退レースを勝っている すごい馬ばかり。(ドウデュースも)そうなればいいね。引退式もあるから。レースになれば影響はないけど『負けたら嫌だな』とか『勝ったら喜んでもらえるな』という気持ちはもちろんある。最後はいい形で終わりたい。 -いよいよラストランとなる 最後なので、不利を受けたりして『あれがなければ…』とならないように、力を出し切りたい。 【取材・構成=太田尚樹】