売れ残りで倉庫がいっぱい…ソウルの「キッチン通り」で相次ぐ廃業
【10月16日 KOREA WAVE】ソウル市中区黄鶴洞(ファンハクトン)にある厨房機器・家具街が、深刻な不況の影響で活気を失い、多くの店舗が廃業を余儀なくされている。 37年間、黄鶴洞で椅子を販売してきた男性(62)は「売れ残りで倉庫がいっぱいだ。物は入ってくるが、買い手がいないので資金繰りが苦しい」と嘆く。男性の店舗のある通りでも、昨年から今年にかけて3軒が閉店を余儀なくされた。 他の店舗でも状況は同じだ。ある厨房機器販売店の店員は「今日は午後1時を過ぎても客が1人も来なかった」と語り、コロナ禍と比べて客足が30~40%減少したと説明する。 10年にわたり中古食器を販売してきた店主も「コロナの時期には宅配業者が新規事業を始めることが多く注文があったが、今ではまったく客が来ない」と苦しい現状を語る。 また、オンラインの自営業者コミュニティでも、廃業を検討する投稿が目立つ。「家賃を払っても手元に残るものが少ない」「営業は続けているが、付帯費用が増えたため契約期間までに閉店することにした」などの声が多く寄せられている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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