牧野フライスに同意なきTOB ニデック、敵対的買収に発展も
ニデックは27日、工作機械大手の牧野フライス製作所に対し、完全子会社化を目指して株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。現時点で協議の申し入れはしておらず、同意なき買収に当たるという。今後、敵対的買収に発展する可能性もある。買収総額は約2572億円を想定している。 ニデックは世界屈指の総合工作機械メーカーを目指しており、今回のTOBもその戦略の一環。来年4月4日に開始する予定で、12月26日終値の7750円を上回る1株当たり1万1千円で牧野フライス株を取得したい考え。