『。』はやっぱりマルハラ? 大学生の5人に1人が「威圧的・怖い」と思っている【bienoscope調べ】
bienoは、「Z世代の絵文字事情」に関する調査結果を発表した。bienoが運営する「bienoscope」による実態調査で、さまざまな絵文字や記号に対する捉え方について大学生(東大・早慶上智・GMARCH・関関同立)259人が回答している。
『笑い』を表現する表記は「笑」か「w」か?
SNSのメッセージなどに句点『。』が付いていると怖い、という意見が若年層で近年増えており、「マルハラ」という言葉も生まれている。そこで「メッセージに句点があることに対してどう思うか」と聞くと、「何も思わない」41.3%が多かったが、残る6割は「誠実・丁寧」「怖い」「感情がわからない」「淡々としているように感じる」など、なんらかの印象を受けていた。「絵文字をよく利用する人が語尾に『。』をつけると怖い」という意見も0.8%ほど存在する。
次に「文章の語尾につける『笑い』を表現する表記(「笑」か「w」か)」について聞くと、「笑」73.7%が多数派で、「w」派は21.2%にとどまる。また相手や度合いによって使い分けるという層が存在した。本当に親しい相手や本気で笑っているときは「w」を使うという考えが見受けられる。
「!」や「?」を普通の文字でなく絵文字を多用する「おじさん構文」について聞くと、「おじさん、おばさんっぽい」は58.7%だが、「世代を問わず利用している」38.7%もかなり多い。半数以上の大学生が絵文字は上の世代が利用するイメージを持っているが、利用を避けたりはしないようだ。
実際「絵文字を普段使うか」と聞くと、81.5%が「はい」と答えている。また「絵文字に対するイメージ」を聞くと、「文章を明るい雰囲気にする」77.2%が特に多い。以下「リアクションを表現できる」54.8%が続く。
なお「絵文字を使うシーン」では、「LINE」95.8%が圧倒的に多かった。
調査概要
・【調査対象】大学生(東大・早慶上智・GMARCH・関関同立) ・【調査方法】インターネットによる任意回答 ・【調査時期】2024年9月 ・【有効回答数】259件