元西武・相内誠の格闘技デビュー戦相手決まる…「逃げずに打ち合う。KO勝利が理想。怖さはないが不安はある」
キックボクシングの「RISE ELDORADO 2021」(2月28日・横浜アリーナ)の追加カードが27日、発表され、この大会で格闘家デビューする元西武の相内誠(26、フリー)の対戦相手がモンゴル出身のDelgermuru拳信王(デリゲルムルン・ケンシンハン=31、FLAT UP)に決定した。試合はスーパ―ライト級(65キロ以下)の3分3ラウンドで行われる。
相手の拳信王は「甘い世界じゃない」と挑発
あえて厳しいファイターを選んだ。RISE側からは、デビュー戦の対戦候補として3、4人のリストが届いたが、相内は「動画を見させていただいたが、(拳信王は)凄く打ち合っている。この選手と打ち合いたいなと思った。身長も175センチ。小さすぎる選手とやるより、そういった選手と打ち合って勝ちたいと思った」と、強打が自慢のモンゴル人ファイターを指名した。リストの中には相内より階級がかなり下の選手もいたが、スーパーフェザー級で戦っていて、候補の中で最多の8戦(3勝5敗)のキャリアがあり最年長の拳信王の胸を借りることに決めた。 拳信王はRISEの伊藤隆代表が「遥かに格上の選手。変則でモンゴル特有のパワーがありアグレッシブ」と紹介する通り、サウスポースタイルでトリッキーにいろんなところからパンチを繰り出してくる超好戦的なファイター。1年半ぶりの試合になるが、デビュー戦の相手としては厄介だろう。 その拳信王は、RISEを通じて「久しぶりの試合でワクワクしています。アイウチ選手はデビュー戦ですが、甘い世界じゃないから格闘技を教えてやろうと思います。盛り上がる試合をするので是非見に来てください」と挑発的なメッセージを送ってきた。 だが、相内も負けてはいなかった。 「正直、誰でも国籍も関係ない。面白い試合をして相内誠というファイターとしての第一歩を踏み出せたらなと思います。逃げというのは一切出さない。常に攻めてしっかりと打ち合って、最終的にはKO勝利するのが理想です」 堂々のKO勝利宣言である。