令和に復活した伝統の“マッスルカー” 新型「ACコブラ」にエントリーモデルが登場! 390馬力の2リッターエンジン+DCT搭載
軽量化された2リッターモデルは俊敏なハンドリングを実現
英国のスポーツカーブランド、AC Cars(ACカーズ)は、新型「ACコブラGTロードスター」および「ACコブラGTクーペ」に2リッターモデルを追加すると発表しました。 【画像】390馬力の2リッターを搭載する「ACコブラGTロードスター」および「ACコブラGTクーペ」を写真で見る(17枚)
ACカーズは、現在販売中の自然吸気およびスーパーチャージャー付きV8エンジンを搭載したモデルに加えて、2026年以降にはGTロードスターおよびGTクーペに新しい2リッターの高性能エンジンを導入する予定です。 この2リッターモデルは、現行型の特徴であるアルミニウムシャシやカーボンファイバー製ボディ、上質で特徴的な内装デザインを継承しつつ、ACカーズの伝統的なスポーツカー哲学を体現しています。 新エンジンは、パフォーマンスを重視しながらも環境規制に適応し、軽量化と効率性を追求した設計です。ACカーズは、内燃機関およびハイブリッド技術の分野で世界的にリーダーシップを持つ企業と提携し、GTプラットフォームのポテンシャルを最大限に引き出すエンジン開発を進めています。このエンジンは車種に応じて2つの異なる仕様で調整され、最高出力は390馬力に達すると予想されています。 さらに、V8モデルに比べて軽量な2リッターモデルは、シャシの関連部品にカーボンファイバーを多用することで、さらなる軽量化と俊敏なハンドリングを実現。また、エンジン性能を最大限に引き出すため、新しいデュアルクラッチトランスミッション(DCT)を導入しています。これにより、スムーズかつ迅速な変速が可能になり、従来の6速マニュアルミッション(オプション)とともに選択肢が広がりました。 新型ACコブラGTロードスターおよびGTクーペモデルの最終的な価格と仕様については現在調整中ですが、英国での車両価格は23万5000ポンド(日本円で4627万円。税抜)からと見込まれています。 ※ ※ ※ ACカーズのCEO、デビッド・コンザ氏は「これは当社の成長計画における重要な一歩であり、伝統を守りながら進化を遂げるものです。高性能エンジンの選択肢を広げることで、当社の高級スポーツカーの魅力をさらに高めるとともに、特に大排気量エンジンに高い課税を課す市場においても、新たな展開の可能性を切り開くことができます」とコメントしています。
VAGUE編集部