【リニア問題】知事は私たちが思っていないことを発言している…気が付けば、川勝知事の方針に異を唱える地元首長が続出 再び暴言で窮地に拍車
昨年3月の時点で“温度差”
リニアの静岡工区では工事期間の一時期である約10か月の間、トンネル工事で発生した湧き水が山梨県側に流れていくことが予想されている。 「山梨県側から県境を越えて工事を進める先進坑が、静岡県側のトンネルと繋がって水をポンプアップできるようになるまでの期間が約10ヵ月と想定されているのです。この間に生じる湧き水の量は500万トンから300万トン程度と考えられています。解析では田代ダムで取水を制限しなくても、大井川中下流域の水量は減りません。しかし一般論として解析には不確実性が伴うので、JR東海が計画しているものです。23年3月に開かれた『大井川利水関係協議会』で流域自治体の首長は田代ダムにおける取水制限の実施に期待を示しました。一方、県は慎重な姿勢を崩さず、その“温度差”は多くのメディアが報じました」(同・記者) 今年3月7日、染谷市長は市議会で国土交通省の調査結果を紹介した。リニアが開業すれば東海道新幹線の県内駅への停車回数が増える可能性があり、市内にも企業の新規立地や観光交流拡大などが期待できると説明。その上で、ボーリング調査とモニタリングで工事のリスク低減を図る考えを示した(註)。 一方、川勝知事は今回の“暴言”に批判が相次いでいる。Xに「川勝知事」を入力して検索してみると、発言を問題視する投稿が次から次へと表示される。果たして“国民”が支持するのは染谷市長なのだろうか、それとも川勝知事なのだろうか。 註:「県の姿勢 正しく伝わっているとは言い難い」 島田市長、市議会で発言(中日新聞電子版・3月8日) デイリー新潮編集部
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