北朝鮮の金総書記、ロシア資源相と会談 協力拡大呼びかけ
[ソウル 19日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が18日、ロシアのコズロフ天然資源相と会談したと、国営の朝鮮中央通信(KCNA)が19日に報じた。 KCNAによると、金氏は会談で、両国の発展と繁栄のため貿易、科学技術における協力を拡大すべきと強調。「政府間の貿易、経済、科学技術の交流と協力をより広範で多様な方法でさらに推進することにより、両国の共栄と発展を相互に強力に推進することが必要」と述べた。 KCNAによると、ロシア連邦軍参謀本部軍事アカデミーの代表団が18日に平壌に到着。平壌市議会代表団もロシアに向けて出発した。 韓国の尹錫悦大統領は、リオデジャネイロで開催された20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で、ロ朝の軍事協力の解消を促した。 KCNAはまた、19日に掲載した別の論評で、日米韓の協力について、軍事訓練を含むこうした協力は不和と対立を生み出すとして批判した。日米韓の首脳は15日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開催されているペルーの首都リマで会談した。