【速報】「後輩にいい格好したい」京都市バス運転士が同僚女性を無賃乗車させる IC読み取り部を手で覆う
京都市交通局は1日、市バスで同僚2人を無賃乗車させたとして、九条営業所の男性運転士(45)を停職15日の懲戒処分にした。同僚2人も戒告処分にした。 【写真】京都市バス運賃箱のIC読み取り部分とは 局によると、男性運転士は10月4日午後、市バス5号系統を運転中、プライベートで京都駅前停留所から乗車した同局の女性運転士2人を烏丸七条停留所で降車させる際、IC乗車券の読み取り部分を手で覆って運賃を支払わずに降りるよう促した。女性運転士2人は、男性運転士が勤務交代してくれたお礼をするため乗車したといい、不正行為を正すことなくそのまま降車した。 3人とも所属先に報告しておらず、乗り合わせた乗客が「(3人が)運転席で不必要に話していた」と同局に通報したことをきっかけに発覚した。男性運転士は同局に対し「後輩にいい格好をしたかった」と理由を説明しており、女性運転士2人は運賃各230円を弁償した。 同局では市営地下鉄でも職員が無賃乗車を繰り返していたなどとして、7月に関係者計16人を懲戒免職など処分しており、同局は「再発防止に取り組み始めた矢先に市民の信頼を損なう事案を発生させ、深くおわびする」としている。