バー経営者の顔、カウンターのナイフで複数回突く 雑談中に怒りだした客の男を逮捕 神戸市中央区
飲食店で男性経営者をペティナイフで殺害しようとしたとして、兵庫県警生田署は1日、殺人未遂の疑いで住所不定、職業不詳の男(42)を逮捕した。 【写真】神戸・地下街の切りつけ事件 傷害容疑で男逮捕「にらまれた気がした」 防犯カメラから浮上 逮捕容疑は3月29日午前3時すぎ、神戸市中央区北長狭通1のバーで経営者の男性(53)の顔などをペティナイフ(刃渡り約9センチ)で複数回突くなどして殺害しようとした疑い。男性は鼻骨骨折や頭部・顔面挫傷などの重傷を負った。 同署によると、男は同日午前1時ごろに来店し、男性と2人きりだった。カウンターを挟んで雑談中、突然怒りだしてシャンパンのボトルや拳で男性の頭などを複数回殴った後、カウンターにあったペティナイフを取り出した。 男性が血まみれの状態で交番に駆け込み、署員が店に駆け付けると男はおらず、同署が行方を捜していた。調べに「三宮で飲んだことは覚えているが、逮捕事実は覚えていない」などと否認している。